大会企画シンポジウムⅡ

テーマ「個性豊かな子どもたちの成長の物語―幼児期・児童期・青年期の特別支援で大切にしたいこと」
話題提供吉田 英生(岡山県津山市立北小学校)
田中 洋代(岡山県立岡山西支援学校)
久保山 茂樹(独立行政法人国立特別支援教育総合研究所)
企画・司会湯澤 美紀(ノートルダム清心女子大学)

幼児期の特別支援について考えるとき、私たちは目の前の子どもが、これから先どのような成長の物語を織りなしていくのかといった長期的な視点をもつことが求められる。
 そこで、本シンポジウムでは、幼児期における特別支援のあり方を、小学校で学習と向き合う児童の姿や、就労による社会的自立を目指していこうとする青年の姿から、今一度、とらえ直していきたい。そこでは、全ての発達段階の特別支援に通底するグランドセオリーとは如何なるものかといった点や、幼児期ならでは特別支援のあり方について議論が深まることが期待される。

プロフィール

吉田 英生(よしだ ひでき)
岡山県津山市立北小学校長。実践の場:小学校の通常学級及び特別支援学級担任、通級指導教室担当、津山市教育委員会指導主事、学校教育課課長、津山市特別支援教育推進センター所長としての経験を通して、小学校現場での発達障害がある児童、特に自閉症スペクトラム児の指導や、障害についての理解啓発の教育実践を積んでいます。著書に『気になる子の荒れに効く指導法』(学事出版)がある。

田中 洋代(たなか ひろよ)
岡山県立岡山西支援学校教諭。実践の場:島根県内の特別支援学校小学部・中学部の教諭、岡山県内の高等支援学校の教諭としての経験を通して、子どもが社会へ足を踏み出していく上で、どういった支援が必要なのかといった点を常に自問しながら、教育実践に取り組んでいます。

久保山 茂樹(くぼやま しげき)
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター総括研究員。実践の場:地域とつながりながらインクルーシブ教育システムの構築を推進する研究に従事しています。日々、特別な支援を要する乳幼児期の子どもや保護者、園の先生方から学ぶことを積み重ねています。近著に、『まるっと1年 マンガでなるほど!気になる子の保育』(メイト)、『気になる子どもの視点で保育を見直す!』(学事出版)、『子どものありのままの姿を保護者とどうわかりあうか』(学事出版)などがある。

湯澤 美紀(ゆざわ みき)
ノートルダム清心女子大学准教授。実践の場:現在、保育園・幼稚園・高等支援学校等で、主に保育研究・授業研究に携わりながら現場の先生方との協働的な学びを進めています。先生方や学生とともに子どもたちのエピソードを語り合うひと時が大好きです。主な著書に、『子どもの育ちを支える絵本』(岩波書店)、『ワーキングメモリと特別な支援』(北大路書房)、『幼児の音韻的短期記憶に関する研究』(風間書房)がある。